探偵に調査依頼をする時だけに限らず、生活を送る上で様々な契約を行っているはずです。
例えば会社に入る時には雇用契約、車を買う時には売買契約、住む物件を借りる時には賃貸契約、身近なものでは携帯電話やスマホを持つにも契約を行わなければ利用することはできません。
探偵に調査依頼する場合も契約を交わすことは当然必要であり、探偵に関わる法律「探偵業法」にも、調査の前には必ず契約書を交わす義務が記されています。
契約書ってなんだか難しくって全部読めない。
また、字が細かすぎて読む気力が失せる。
というような人が時折おられますが、だからと言って、記載事項の確認をせずにサインをしたり、ハンコを押してしまったりしてはいけません。
契約書にサインをすることは、依頼者が「記載されている事項に納得し、契約しました。」という証明になるからです。
これはどの業界においてもいえることですが、契約トラブルの多くは、契約の際に契約書に記載されている内容を確認していない場合に多く発生します。契約を完了する前にしっかりと書類を読むことで、回避できるトラブルもあります。
また契約書は、サインだけをするものではありません。依頼者と探偵との間で取り決められた内容に不明点がないか、確認する場でもあります。例えば、完全成功報酬での依頼の場合、調査の目的や成功とされる調査結果がはっきり取り決められている必要があります。
契約書の他にも、キャンセルの際に発生する料金など重要な項目についてまとめられた重要事項確認書や、調査結果の取り扱いについて記載している調査に関する確認同意書についても、契約書同様、すべてに目を通し、納得した上で探偵との契約を結ぶことが必要です。
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