探偵社や興信所で実際に証拠を集めれば、
次は相手に対して慰謝料請求や損害賠償、
強制執行など料金等の請求を行わないといけません。
そこで気になるのが弁護士の費用です。
探偵に証拠の収集をしてもらったのであれば、金額的にあまり余裕はないと思いますので、できる限り安く抑えたいところです。
弁護士の相談料や実際に裁判で勝った際に支払う費用は、案件の難易度や内容によって変動し、また弁護士によって料金は違ってきます。
ここでは 弁護士費用の大体の相場を調べてみました。
弁護士費用は大きく分けると下記の三つに分かれます。
料金体系的には探偵と似通った所があります。
相談料 |
弁護士に相談する際の料金となります。
内容や案件によっては料金額が変動したりすることもありますが、大体30分あたり、5000円~10000円となっています。 |
実費 |
日当(交通費、宿泊費、事務手数料、電話代、印紙代等)が
必要に応じて発生します。
相場としては2万円~3万円となっています。 |
成功報酬 |
基本的には着手金と成功報酬となります。
着手金とは弁護士が仕事を受けるにあたっての費用となり、
結果の成否に関わらず必ず発生する金額となります。
成功報酬金は、結果が成功した場合にかかる料金となり、
探偵社や興信所で扱っている成功報酬と違うのは、依頼者の利益に応じて成功報酬金が変動したり、また一部が成功した場合などでも発生したりする点です。 |
■離婚を扱う案件の場合
特に慰謝料請求などはなく、離婚調停だけでいいという場合、
着手金は20万円~40万円、報酬金は20万円~50万円。
離婚訴訟であればそれぞれ30万円~60万円となっています。
例として、離婚を成立させ、親権、養育費(月額3万円)、
慰謝料350万円の支払いを受けられた際の料金の相場は、
着手金30万円~50万円、報酬金は30万~60万円となっていました。
訴額300万円以下を基本として考えた場合、
大体、着手金と成功報酬をあわせて70万円~100万円ぐらいを考えておくと良いかと思います。
離婚問題に関しては、探偵社や興信所によりますが、ある程度の段階までを無料でサポートしてくれる所もあります。金銭的にあまり余裕のない方は探偵社の無料相談、サポートを有効的に使うと良いかと思います。
■金銭の返還を求めた場合
相手に内容証明を送った場合。
内容証明郵便作成手数料:1万円~5万円
内容証明を送ったが、返答がない為、相手に対し訴訟をした場合、
着手金が10万円~30万円、報酬金は20万円~50万円。
300万円の返還を催促する場合、
大体、内容証明から訴訟までをすると40万円~80万円ぐらいを考えておくと良いかと思います。
報酬金に関しては弁護士規定を元に決められているところが多くあります。これら着手金や報酬金は、弁護士に良く説明をうけておかないと後々おきるトラブルの種ともなるので、良く話しあっておくべきでしょう。
弁護士にも探偵社と同じように、良い弁護士、悪い弁護士が存在し、弁護士によって見解が違ったり料金が違ったりしてきます。1人の弁護士だけでなく、できるかぎり複数(3人以上)の弁護士に相談をすることをおすすめします。また、探偵社興信所によっては、離婚知識のある弁護士の紹介や信用できる弁護士の紹介も無料で行っていますので、こちらも有効的に使うと良いかと思います。
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